手術による多汗症の治療

多汗症の治療のために手術を受けるという人がいます。自宅でいろいろと工夫して治療してみてもなかなか改善しないという人は手術という治療方法を検討してみても良いかもしれません。手術の手段は幾つかありますが、多汗症の手術として多くの人が受けているのが、ボトックスの注射です。ボトックス注射とは、神経の働きを止める効果があるボトックスという薬を注射することで、汗腺から汗が分泌されないようにします。多汗症の治療手術の中でも、ボトックスは比較的手軽な手術です。手術時間も短く、手術痕もできませんし、痛みに弱い人でも安心して受けられます。ただし、ボトックス注射による効果は永続性がなく、数カ月~1年で切れてしまいますし、効果の程度は人によります。夏場の汗をかく量を減らしたいという人や、結婚式に出席する時に多汗症の対策を取りたいという時など、時期を区切った対策に向いているようです。多汗症の手術で、とくに手のひらの多汗症治療としてよく行われているのが、交感神経切除手術です。胸部交感神経を切除するために、全身麻酔をかけて脇からスコープを挿入する形になります。手のひらの多汗症症状をなくす効果が、この手術にはあるといいます。人によっては、手のひらから汗が出なくなったかわりに、代償性多汗症といって背中やお腹に汗をかくようになったりもします。かかりつけのお医者さんと相談をした上で、交感神経の切除手術をしましょう。この他にも、多汗症の手術には幾つかの方法がありますが、いずれの場合も手術の必要性を十分に検討してから決断することです。https://glass-repair99.net/